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smock vo/g のつれづれブログ 


by cst6480088
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「灰野敬二 #1 」no,969

明日 アルファベットが、消えてしまいますように
CD (2009/2/11)
レーベル: FULLDESIGN RECORDS
「灰野敬二 #1 」no,969_c0019268_2350810.jpg

コマーシャリズム
今日ラジオでいきものがかりの曲を聴いた。彼女らの曲は僕にはちょっと子どもっぽすぎるのであるが、僕の好みとは関係なく、彼女らは世の中に大変に受け入れられているようである。
そして、僕が、彼女らの曲を聴いて頭に浮かんだのは、コマーシャリズム
商業主義が一概に悪いとは思わない。金を稼ぐこと自体は単純に悪ではない。ある意味程度の問題であり、音楽家で言えば、音楽に対する姿勢の問題であり、良し悪しではないのである。

アンチコマーシャリズム
今回のネタは灰野敬二と藤掛正隆によるデュオのライブ音源第1弾だそうである。
ドラムはかっこいい。聴き方によっては普通にロックである。しかし、その上にかぶさってくる灰野さんのギタァがこれはそれはアレのアレなのである。
何事もやりすぎの人を見ると、笑いが出てくるものであるが、その意味においては笑いが出る演奏である。
僕はときどきノイズギタァがどうこう言うが、灰野さんに比べたら、僕のノイズなど甘ちゃんだなと思い知らされる次第である。
表現芸術に、やりすぎの文字はいるのか?場合によっては、いらないのではないか?やりすぎてナンボの世界もあるのではないか?ということを、この音源を聴くと考えたりするのである。
はっきり言えば、万人に受ける音楽ではない。さっきのいきものがかりと比べると、徹底的にアンチコマーシャリズムである。

表現者としては、いきものがかりよりもどうしても灰野さんに惹かれてしまうのは、僕が偏屈な音楽愛好家であることの証左かも知れない。






by cst6480088 | 2010-02-24 00:11 | 音楽(日本)