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smock vo/g のつれづれブログ 


by cst6480088
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「rega #1」no,977

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RONDORINA
CD (2008/7/2) ASIN: B0019N1RKY

やばいです。やばやばやばばばばばです。
このCDは今年の初めに買ったのですが、初めて聴いたときも結構なアレのアレで、興奮のあまりsmockのメンバーに奨めまくったのでありまするが、アレから何ヶ月も過ぎた今でも、やはり何回聴いても良い音源でありまする。

regaは「愛媛出身の東京で活動するGt×2、Ba、Drの4人編成プログレッシヴ・ジャム・バンド」(オフィシャルhpより)らしいのですが、「プログレッシヴ・ジャム・バンド」という括りは良く分かりませぬが、枕詞は必要なく素晴らしい演奏を聴かせてくれる音源であることには間違いございません。ぜひ皆様にもこのバンドを聴かれることをお勧めいたす次第であります。

ちなみに、プログレッシヴとは本来、「先進的」・「前衛的」というような意味らしい。ジャムとはジャムセッション (a jam session) 、本格的な準備や、予め用意しておいたアレンジを使うことなしに、ミュージシャン達が集まって即興的に演奏することだそうだ。(両方ともウィキペディアによる)

上記のような意味を踏まえると、regaを指しての「プログレッシヴ・ジャム・バンド」というのは言いえて妙と言える。そして、僕の感想としては、リズム隊はファンキィなアレのアレですが、その上に被さるギタァは90年代以降のポストロック、マスロックのアレのアレを感じさせるアレであります。ポリリズムの使い方もさらりとしつつもカッコいい。ちょうどいい、ちょうどええ(二丁拳銃な感じ?)感じ。いやらしくないポリの使い方というか、体温高めの演奏にすんなりスパッとハマッておりまする。

ただ、一つ、難点と言うまでのものではありませぬが、ミックスの仕方がちと僕にはアレであります。それは2本のギタァが左右にパックリ割れすぎているのあります。
僕の音楽の鑑賞スタイルはウォークマンでありまして、必然的にヘッドホンであります。そこでギタァが右左にパックリ割れすぎていると、ちょっとアレなのであります。

みなさん、ライブのシーンを想像してください。バンドでギタァが二人いるとします。しかし、ライブ会場ではギタァが左右の耳に1本ずつ聴こえてくることはないでしょう?
これは僕の全くの個人的な嗜好ですが、音源でもライブのような生々しさを求める部分があるのであります。それが、左右にパックリ割れてギタァが聴こえると、演奏としては非常に非常に分かりやすいのですが、ちょっとアレなのであります。例えば右のギタァであれば右に7から8、左に2から3ぐらい、左のギタァであればその逆と、そのようなバランスにミックスしてもらえると個人的には良かったかなぁと思う次第です。ちょっと、偏屈な意見でありますな。まぁ、このようなことはあくまでもヘッドホンで聴く場合であり、ステレオセットやカーオーディオで聴く場合は関係ないのでしょうが。

まぁ、重ねて申し上げますが、上記のことは僕の音楽鑑賞スタイルの問題であり、そのことを持ってこの作品自体の評価、regaというバンド自体に対する評価・感想が変わるわけではないことも付け加えておきまする。

今日は久しぶりに繰り返しこの作品を聴いておりますが、本当に良い作品、演奏家集団だと思う次第。
みなさまもぜひお聴きになることを。



by cst6480088 | 2010-05-26 23:32 | 音楽(日本)