人気ブログランキング | 話題のタグを見る

smock vo/g のつれづれブログ 


by cst6480088
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

「Superchunk #4」no,1020

さぁ、Superchunkですよ。
待ちに待ち焦がれていた新アルバムですよ。

思えば、長かった。
全く持って長かった。

前作が何年だ?
Here's To Shutting Up」が 01年だから、9年!
9年かよ!
なっげぇ!

まぁ、その間には03年にアウトテイクやEP、B面曲、コンピレーション盤のみの収録曲といったトラックから選りすぐった2枚組「Cup of Sand 」(04年12月ブログno,58)や、昨年にはepにライブ盤の嬉しい2枚組「Leaves In The Gutter」(09年6月ブログno,887)なども出てはいるんだけど、純粋なアルバムとしては実に9年ぶりなのである


さて、その新譜である。
「Superchunk #4」no,1020_c0019268_0215873.jpg

Majestic Shredding
CD (2010/9/14)
レーベル: Merge Records

相変わらずレーベルは自身のレーベルMerge からである。ちなみに、94年の名作アルバム「Foolish」以前は今ではUSインディの老舗となってしもうたMatadorからなのであるが、それ以降は一貫して自身のインディレーベルMergeからのリリース。
付け加えると、「Foolish」のオープニングナンバーの「Like A Fool」は未だに90年代US屈指の名曲であると思うておる。

そういうインディスピリットに溢れた彼らであるからして、一時期は「第2のニルヴァーナはこいつらだ!」みたいなアレな扱いを受けていたバンドであるにも関わらず、不屈のDIY精神で(・・・かな?そうだろう?)自身のレーベルを運営し続け、今ではMerge自体が良質なUSインディの老舗となってしもうた次第。素晴らしいではないですか。

彼らのサウンドは大まかに言えば「Foolish」以前とそれ以降に分かれるのであるが、Foolish以前のパンクバンド然としたアレからするとそれ以降の音の幅の広がりようは半端なくアレで、そのギタァサウンドのアレに関しては僕の中では確固たるアレをアレしている次第である。

まぁ、そのような彼らの真摯な音楽に対する姿勢は洋邦問わず多彩なミュージシャンから支持されており、お若い方にも分かる日本の有名どころで言えばナンバーガールなどがあげられたりするる次第ではある。まぁ、僕は寡聞にして、ナンバーガールなるバンドをほとんど聴いたことがないし、というか、一度ブッチャーズとのライブが10年ほど前にNHK-FMで流れたのを聴いたことがあるのだが、残念ながら対バンが△時代の最強のブッチャーズ(ライブ自体が△を曲順通りに演奏するという至極の名ライブ)というアレであるからして、ナンバーガールはほとんど印象に残らず、まぁ、それっきりな次第であるので、ただいまここで僕がナンバーガールを引き合いに出すのはアレかもしれぬ。

まぁ、それは良い。

それで、今作のSuperchunkなのであるが、彼らの近作(といっても10年以上前だが)の例にもれず1曲目から比較的ハイパーなアレである。けっこうアルバム通しては年にアレせずアッパーな感じではあるが、中盤以降には90年代半ば以降の良い感じにSuperchunk節全開な「Fractures in Plaster」などのしぶしぶな佳曲もあったりもする次第。また、先行シングルの「Learned to surf」などは今の、今までのsuperchunkなギタァサウンドのアッパーな部分の集大成とも言える佳曲である。

まぁ、これがSuperchunkの作品の中でベストかと言われれば、これまでの彼らの作品ほど聴きこんでいないのでアレではあるが、というかFoolish以降の作品は僕にとってはどれも甲乙つけがたいので、まぁ、それはそれでアレしておく。

とにかく、彼らの新作が聴けるだけでも、十分に幸せであるし、yo la tengoと並びSuperchunkにはこれからもマイペースで良いから作品を作り続けて欲しいと願うばかりであるるるる次第。

by cst6480088 | 2010-12-28 01:20 | 音楽(アメリカ)