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smock vo/g のつれづれブログ 


by cst6480088
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「見えるもの・見えないもの」no,306

前回のデータが04年だったため、改めて調べてみた。

毎日新聞 2006年6月28日の記事

国民生活基礎調査:生活「苦しい」56% 厚労省
厚生労働省は28日、05年の国民生活基礎調査結果を公表した。生活を「苦しい」と答えた世帯は56.2%に達し、過去最高を更新した。1世帯当たりの平均所得額(04年)は580万4000円。95年の659万6000円から12%減少し、低所得層ほど減少率が目立つなど格差の拡大傾向をうかがわせた。

 



え~と、「2004年国民生活基礎調査」では、日本の世帯の年間平均所得は579万7000円で、日本の世帯の平均所得は、7年連続の減少から今回は8年ぶりのアップ(+7,000円)だ。
政府が言うところの景気回復の傾向がある意味実証されているね。

でも、前回書いたように所得の格差は広がっているし、「95年の659万6000円から12%減少」で「%」じゃよくわからないので金額になおすと、79.2万円(!!?)の減少だ。

あ~、びっくり。
さらに・・・

いまの生活を「大変苦しい」と答えた世帯は23%。「やや苦しい」の33.2%を加えた「苦しい」は56.2%で、前年より0.3ポイント増えた。調査開始時の86年より15.3ポイント増え、00年の50.7%より5.5ポイント多い。「児童のいる世帯」では「苦しい」が60.1%に上った

「1億総中流社会」と言われたのも、「今は昔」なんだねぇ。

記事ではさらに続けて

平均所得額の10年間での減少を所得階層別(5区分)でみると、最も所得の低い層(平均123万9000円)の下げ幅は24%減だったのに対し、最も高い層(同1295万1000円)は9%減にとどまった

む~ん、貧乏人の方が下がり幅が大きくて、お金持ちの方が下がり幅が少ないんだねぇ。
可処分所得の少ない世帯の方が苦しくなってるんだ。
貧乏人はさらに苦しく、お金持ちはそうでもないのな。

例を挙げれば、イロイロあるけど、「規制緩和!規制緩和!」って小泉のおっさんは言ってるけど、規制緩和で得をするのは、企業や高額所得者。
今思いつくのは、株取引の規制緩和だ。
株で儲けるのが、悪いことかどうかは、ここでは言及しないが、・・・単純に考えよう。
コレを読んでる人は、バンド関係の人が多いだろうけど、音楽だけで食べてる人ってあんまりいないよね?・・・どう?
ということはどこかで働いて収入を得ているわけだ。
大体がどこかに「雇用」されて「給与」をもらうわけだよね。
「労働力」を売って、お金をもらうわけだ。

しかるに、株取引はどうだ?
規制緩和の目的の表向きは、欧米並みに「個人投資家」の市場参入を進めるって言うのが、理由だけども、株でお金を儲けようと思えば、それなりの知識はいるけども、まず、元手がいるよね?
でも、庶民の年収は下がる一方。

そして、株取引は単純に労働と言えるのか?
僕は不労所得に近いものだと思うんだ。
働かずに得る所得だ。
小泉規制改革では株取引にかかる税率を下げたんだ。
その一方で僕等庶民は定率減税廃止だぜ?
労働して稼いだお金の減税は撤廃し、働かずに得た所得の税金は下げる。

意味がわからないよ?

む~ん、最近仕事で社会情勢について長めの文章書かなきゃいけなかったから、イロイロ改めて調べたら、不思議なこと、理不尽なことだらけだ。
何でみんな自民党に投票するんだろう?

え~、ここのところ、バンドマンらしくないブログが続いたので、次回はミュージシャンらしいブログにしよう。

それでは。

 
by cst6480088 | 2006-07-23 22:35 | その他