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smock vo/g のつれづれブログ 


by cst6480088
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「the Album Leaf #1」no,307

「the Album Leaf #1」no,307_c0019268_21492046.jpgOne Day I'll Be on Time (01)Tiger Style
クラゲのようなアルバム。
浮遊感あふれる音です。
忙しい時に車の中で聴いたら、アレだけど、夜に落ち着いて聴いたら、すごく良い。
ヘッドホンして聞きたいアルバムです。
Tristezaってバンドの Jimmy Lavalleって人のソロプロジェクトらしい。
Tristezaも気になっててまだ聴いてないから、聴いてみないとな。



ちなみに今日は芥川龍之介の命日だそうだ。

「the Album Leaf #1」no,307_c0019268_9155855.jpg芥川 龍之介・・・1892年3月1日に東京市京橋区に牛乳屋を営む新原敏三 フクの長男として生まれる。生後7ヵ月後ごろに母が発狂したため、母の実家である芥川家に預けられる。母は龍之介11歳の時死亡。芥川家は江戸時代、代々徳川家に仕え雑用、茶の湯を担当した坊主の家である。
東京帝国大学進学後、「羅生門」を発表。「鼻」で夏目漱石に認められ、文壇に入る。
その作品の多くは短編で、「芋粥」「藪の中」「地獄変」「歯車」など、『今昔物語』『宇治拾遺物語』などの古典から題材をとったものが多い。「蜘蛛の糸」「杜子春」など、童話も書いた。
1927年7月24日未明、友人にあてた遺書に「ただぼんやりした不安」との理由を残し、服毒自殺。享年35歳。

僕は今、35歳。
芥川さんの小説を読んだことは、ほとんどない。教科書で目にしたくらい。
そして、僕は「ただぼんやりした不安」との理由で自殺するようなことはない。
79年前の今日、芥川さんは、世紀を越えて名を残す小説を、35歳のこの日までに数々残し、自ら命を絶った。

35歳の僕は今、歴史に名を残すようなことは何もしていない。
ただただ、毎日を乗り切るのに精一杯で、もともと頭が良いとも言えないのに、様々なことに振り回され、イロイロなものが見えるように、気になるようになったがために、頭がオーバーヒートしそうになりながらも、ハルラックを飲んで無理やり眠って、なんとか毎日を過ごしているのである。

不安はある。・・・歳をとるごとに、世の中の不条理や矛盾が見えるようになり、社会というシステムの複雑さ、巨大さに、自分のちっぽけな存在の非力さを、痛烈に、強烈に、実感できるようになった。
しかし、その中で、自覚的にか、無自覚にかはその人たちそれぞれだが、巨大な、組織というか、システムというか・・・時にそれは企業であったり、時に政府だったりするのだが・・・そのようなものに団結し、力をあわせ、法の名の下で、非暴力で、立ち向かっている人たちを、実際に目にしてくると、僕は、死ぬにはまだ早いと強く思うようになった。

日本は法治国家である。
社会の中で暴力は許されるものではない。
しかし、ゲンコツや刃物やピストルではなくても、人々は不条理なるモノに対し、闘うことはできるのだ。
互いに力をあわせ、知識と勇気と希望を力とし、団結し闘っている人たちが実際にいるのだ。それは、事の重大さの割には、マスコミに取り上げられることは少ないが、間違いなく存在するのである。
自分に関係ないから、自分は知らないから・・・・といって、そのことが「ない」・「なかった」ことには、ならない。僕等の見えないところでも、闘っている人たちがいるのだ。

世の中は、全て、どこかで、つながっている。
本当に、自分に、関係ないことなんて、そんなには、ない。

え~と、アレね?
長々と書いたが、今回のブログの途中からの話は、この前の土曜日に「三井松島じん肺訴訟勝利和解」の祝賀会に招待されて、原告のおじいさん達や、弁護団の弁護士さんたちの姿を見て、考えさせられたことなのな。
by cst6480088 | 2006-07-24 21:54 | 音楽(アメリカ)