『最相葉月 #1』 no,739
2008年 04月 14日
絶対音感(1998)
コレは以前にも書いたことだけど、僕はここ最近は意識して女性が書いた文章を読むようにしている。
僕はかれこれもう37年も「男」である。
まぁ、自分の意思で男として生まれたわけではないが、ありがたくも生まれたからには生きるのである。
僕は男4人兄弟で、生家には母親以外の女性はいなかった。
つまり、女性というものの、「母親以外の女性」というものに、それも女性心理などというものには、本当に表層的なものしか触れずに、多感な10代を過ごしてきたのである。
はてさて、10代も後半になれば、いろんな意味で女性とのお付き合いも増えるものである。
そりゃあ増えるよね。
男だもの。
しかし、ここにいたって僕は、自分でも自覚しないままに、ものすごい深刻な現実に直面するのである。そして、混乱とある種の絶望の中に叩き落されるのである。さらに最悪なことに、そのことに気づかぬままに、30代まできてしまったのである。
うん?
なにかアレだな?
話を元に戻そう、というか最初っからズレまくり。
絶対音感についてね。
この本はすごく興味深い中身だったのだ。
僕は絶対音感などないままに、というか、音楽的知識もほとんど持たないまま、今まで音楽を創作してきやがりまくりやがった。
そのような30代パンクロッカーにとっては、絶対音感に関しての文章もそうだが、専門的な教育を受けたクラシック音楽の演奏者たちのことに触れられていたことが興味深い点であった。
この本自体は、絶対音感を必要以上に持ち上げたりすることもなく、かといって否定するするわけでもなく、非常に多方面から、様々な角度から考察している本なのだ。
だから押し付けがましいところはないし、すこし感傷的な文章もあるが、それはまぁそれで、下手をすると小難しくなりすぎるこの本の中では良い味付けになっている。
読後の感想としては、非常に好感を持てる本であった。
女性の文筆家は時として僕には感傷的に過ぎるところもありやがるのであるが、この方は程よいバランスの文章で、ある意味爽やかですらある。
ただ、問題なのは、このような本を読むと、もっといろんなことを知りたくなるということ。
例えば、この本では絶対音感という視点から、というか絶対音感にこだわって音楽に接しているので、音楽とリズムに関する考察はまありなかった。
まぁ、この本の目的はそこにはないのだから当たり前であるが。
結果として、リズムに関することを書いた本も読みたくなるのである。
いろいろ本を読む時間も気力もない僕としては、悩むところである。
コレは以前にも書いたことだけど、僕はここ最近は意識して女性が書いた文章を読むようにしている。
僕はかれこれもう37年も「男」である。
まぁ、自分の意思で男として生まれたわけではないが、ありがたくも生まれたからには生きるのである。
僕は男4人兄弟で、生家には母親以外の女性はいなかった。
つまり、女性というものの、「母親以外の女性」というものに、それも女性心理などというものには、本当に表層的なものしか触れずに、多感な10代を過ごしてきたのである。
はてさて、10代も後半になれば、いろんな意味で女性とのお付き合いも増えるものである。
そりゃあ増えるよね。
男だもの。
しかし、ここにいたって僕は、自分でも自覚しないままに、ものすごい深刻な現実に直面するのである。そして、混乱とある種の絶望の中に叩き落されるのである。さらに最悪なことに、そのことに気づかぬままに、30代まできてしまったのである。
うん?
なにかアレだな?
話を元に戻そう、というか最初っからズレまくり。
絶対音感についてね。
この本はすごく興味深い中身だったのだ。
僕は絶対音感などないままに、というか、音楽的知識もほとんど持たないまま、今まで音楽を創作してきやがりまくりやがった。
そのような30代パンクロッカーにとっては、絶対音感に関しての文章もそうだが、専門的な教育を受けたクラシック音楽の演奏者たちのことに触れられていたことが興味深い点であった。
この本自体は、絶対音感を必要以上に持ち上げたりすることもなく、かといって否定するするわけでもなく、非常に多方面から、様々な角度から考察している本なのだ。
だから押し付けがましいところはないし、すこし感傷的な文章もあるが、それはまぁそれで、下手をすると小難しくなりすぎるこの本の中では良い味付けになっている。
読後の感想としては、非常に好感を持てる本であった。
女性の文筆家は時として僕には感傷的に過ぎるところもありやがるのであるが、この方は程よいバランスの文章で、ある意味爽やかですらある。
ただ、問題なのは、このような本を読むと、もっといろんなことを知りたくなるということ。
例えば、この本では絶対音感という視点から、というか絶対音感にこだわって音楽に接しているので、音楽とリズムに関する考察はまありなかった。
まぁ、この本の目的はそこにはないのだから当たり前であるが。
結果として、リズムに関することを書いた本も読みたくなるのである。
いろいろ本を読む時間も気力もない僕としては、悩むところである。
by cst6480088
| 2008-04-14 00:32
| 本・映画